園長からのメッセージ

5月のおたより (18.05.09)

ゴールデンウィークが終わり、元気な子ども達の声が幼稚園に戻って来ました。

家族や親しい人とゆっくり過ごす中で、愛情をいっぱい受けた子ども達は、久しぶりの幼稚園で保育者や友だちと元気に過ごしています。一人ひとり神さまから頂いた力を使って、懸命に幼児の時を幼児らしく生きる姿は、まるで5月の風を受けて泳ぐ鯉のぼりのように自由であり、色とりどりに咲く花々のように愛らしく思われます。お互いの強さも弱さも受け入れあい、違いを認め合って、許し合う事の出来る人として育まれますようにと願います。

 保育が始まって1か月が経ちました。年少さんはようやく幼稚園というところが分かり始めたようです。傍にいる大きい人の様子を見ながら、遊びも、生活も随分落ち着いてきました。もちろん、涙の朝はあります。物の取り合いや、場所の取り合い、自我のぶつかり合いもあります。涙のお別れは親としては切なく、何時まで泣いているのだろうと心配になります。でもずっと泣いている子はいませんから大丈夫です。泣いたり、笑ったり、怒ったり、ほっとしたり、色々な気持ちのあることを友だちと一緒に居ることで経験しながら、皆の中にいる「自分」を知っていきます。

 年中さんは戸惑いが隠せません。大きくなったけど、まだ小さい自分が大切な時です。それでも小さい人に向ける眼差しは優しく、関わりの始まりは穏やかです。遊びには工夫が見え始めました。大きい人たちがこんな風にやっていたなと、見よう見まねでやってみます。もちろん、うまく行く事もいかない事もあります。誰かのせいにしてみたくなって、ケンカも始まります。心が一番動いて、葛藤するのが年中さんです。大人が間に入っても、分かっていることですから素直に聞けないのです。どうしたらいいか「考える力」が育つように、少し離れたところから見守ることが必要です。それ以上はという時に大人の出番がやってきます。

 年長さんは嬉しそうです。楽しそうです。大きくなった喜びに溢れているように見えます。でも、その心の片隅には不安があります。初めての事をたくさん経験します。ドキドキしているはずなのです。不安が出てきて大人の方を見た時には、大きくうなずいて「大丈夫、ここで見ているよ、ここでちゃんと待っているよ。」の合図を送ってあげましょう。大きく息を吸って前に歩き始めます。急に年長さんにはならなくてもいいのです。少しづつ年長さんになっていく子ども達の様子をしっかり見て、受け止めてあげたいと思います。

 子どもの成長を信じ、大切に育くみましょう。(園長)