園長からのメッセージ

10月のおたより (15.10.07)

10月を迎えました。庭のハナミズキの葉が赤く色づき、赤い実を膨らませ始めました。少しづつ秋を感じられる日が増えてきました。一日の寒暖差も大きくなるころですから、健康に気をつけてこの気持ちの良い季節を楽しみましょう。

2学期の保育が始まってひと月、年長さんのお泊り保育や幼稚園まつりなどにぎやかに始まりましたが、異年齢で過ごす子ども達は夏休み明けも落ち着いて園の生活をスタートさせたように感じます。いよいよもうすぐ運動会の日、このひと月クラスで取り組んできた遊びを積み重ねて、当日も楽しんで競技に参加することでしょう。教会幼稚園の運動会は日々の遊びの延長線上にあります。勝ったり負けたりすることも経験します。嬉しい、悔しいがあるでしょう。一人ではない、友だちや仲間がいるからこその経験です。応援したり、応援されたりこの姿が際立つ異年齢のクラスです。そして年長児のリレーへの取り組みは日に日に子ども達の心が育つことを感じる競技です。憧れて年長になったその日、外遊びの時に「もう年長やから」とリレーごっこをしながら、大きくなった事を実感していた今年の年長児の姿を思い出します。運動会の当日には、また憧れが繋がってゆくことでしょう。

保護者の皆さんにご協力いただいて成り立つ私たちの園の運動会です。感謝しつつ一緒に子どもたちの姿を応援したいと思います。どうぞ、よろしくお願い致します。

 嬉しい子どもの姿をもう一つ。少し前の事ですが、怪我をして羽根を折ったヒヨドリの雛を保護しました。どうしたものかとしばらくの間、職員室に簡易のケージを作り様子を見ていました。ある保護者の方の助言をいただいて府庁に連絡し、獣医の紹介を受けました。丁寧な処置を受け連休明けまで預って頂ける事になりましたが、残念ながら翌日には天に召されました。知っていた子どもたちは数名でしたが職員室に何度も様子を見に来て心配していました。その時一人の年長児が「先生お祈りしよう」と言ったのです。「お祈りしてくれる」と聞くと頷いてお祈りが始まりました。「今日も幼稚園で楽しく過ごせてありがとうございます。小鳥が元気になりますように」優しいお祈りでした。子どもたちの心に神さまがいて、自分の言葉で祈りたいと思える、心の育ちを嬉しいと感じました。

本来、ヒヨドリは野鳥ですから自然のままにしておくべきだったかもしれません。ですが怪我をして出血した小さな鳥を道路の側溝にそのままにしておくことはできませんでした。天に召されたヒヨドリは神さまの傍でもう痛みも恐怖も取り除かれて小さな羽根を羽ばたかせていることでしょう。